コクッパとは?

 「コクッパ」という用語の定義など
 当サイトにおけるコクッパの扱い
 コクッパの名前
 コクッパの登場作品
 コクッパの兄弟順
 コクッパの身長対比
 各コクッパについての詳しい説明  ラリー モートン ウェンディ イギー ロイ レミー ルドウィッグ







「コクッパ」という用語の定義など

 「コクッパ」とはクッパの子供たち、ラリー・モートン・ウェンディ・イギー・ロイ・レミー・ルドウィッグを指す言葉です。「コクッパ7兄弟」とか「コクッパ7人衆」とか総称されます(「7人衆」というからには単位は「匹」じゃなくて「人」なんでしょうか)。
 コクッパ初登場の『SMB3』の取扱説明書で、クッパが 「ワッハハ。これから俺様の息子達がこのゲームの説明をするぜ」と言っていました。また、「ものがたり」のページでも、「大魔王クッパもマリオのいるキノコ王国からは手を引いたものの今度は自分の子供コクッパ7兄弟を仲間に入れ」と書かれています。ちなみに、任天堂公式サイト内バーチャルコンソールの『SMB3』の「ものがたり」のページでは、「大魔王クッパも、マリオのいるキノコ王国からは手を引いたものの、今度はコクッパ7兄弟を仲間に入れ」となっており、「自分の子供」という言葉がオミットされています。姑息な真似を!
 そういえば、『アドバンス4』(『SMB3』のリメイク)の取扱説明書ではコクッパがクッパの部下扱いされているという噂を時折ネット上で目にしますが、そういうバージョンもあるんでしょうか? 少なくとも私が所有しているものでは「キノコ王国ではこてんぱんにやっつけられた大魔王クッパでしたが、今度は自分の子供”コクッパ7兄弟”まで集めて」と書かれています。事実が知りたいので、もし「部下」バージョンの取扱説明書をお持ちの方がいらしたら、ぜひラヨシュにお知らせください。
 もっとも、「クッパの手下」という表現は『アドバンス2』(『SMW』のリメイク)の取扱説明書には確かにあります。しかし、この場合の「クッパの手下」というのはコクッパを特定的に指すのではなく、ノコノコとかカメックといった敵キャラたちのことをまとめて呼んだものではないかと私は思います。『アドバンス2』では、クッパとの親子関係については言及が無いものの、少なくとも「コクッパ7人衆」という用語は用いられているし。

 「コクッパ」に相当する英語は「Koopalings(クーパリングス、単数形はKoopaling)」です。「Koopaling」とは、「Koopa」に「若い・小さい」といった意味を持つ指小辞「-ling」がついた形であると思われます。しかし「Koopaling」はどうやら元々はゲームで用いられていたものではなく、アニメ起源の用語が定着したもののようです。アニメでは「Koopalings」と言っているようなんですが、『SMB3』及び『SMW』のアメリカ版取扱説明書には「Koopaling」という単語はなく、クッパの子供達は「Bowser's kids」「Koopa Kids」などと表わされていました(「Bowser」とは海外における大魔王のファーストネーム)。けれども『SMA4』の攻略本『Super Mario Bros. 3 : Super Mario Advance 4 Prima's Official Strategy Guide』(David S Hodgson/Prima Games/2003)では「Foes : The King and the Koopalings」のように「Koopaling」という語が使われていました。
 なお、現在では「Koopa Kids」はマリオパーティシリーズに登場するミニクッパの英語名として用いられるようになっています。……つくづく迫害されてんなぁ、コクッパ……。
 「Koopaling」の女性形は「Koopalette(クーパレット)」というようですが、これはアメリカ任天堂のサイト内・『SMA2』紹介ページで用いられていました。もっとも、他ではほとんど見られない稀な用語です(女のコクッパのことは「female Koopaling」とも表わします)。

 ただし、日本の「クッパ」と海外の「Koopa」とは示す内容が若干異なります。ですから、「コクッパ」と「Koopaling」もまったく同じものという訳ではありません。「クッパ」とは大魔王の個人(←便宜上)名ですが、「Koopa」とは「亀に似た動物・その氏族」というイメージらしい。なので、日本語の「コクッパ」は「クッパ大魔王の子供」で、英語の「Koopaling」は「Koopaという種族の幼いもの」という意味になると思われます。
 また、「コクッパ7兄弟」や「コクッパ7人衆」という括りがあること、『マリオサンシャイン』で登場したクッパJr.は「コクッパ」とは呼ばれないことから、「コクッパ」とは『SMB3』で初登場した7人に限定されます。英語の「Koopaling」もそうなのですが、しかしアメリカで発売された『NSMBW』の攻略本『New Super Mario Bros Wii : Prima Official Game Guide』(Fernando Bueno / Prima Games / 2009)内のBowser Jr.(クッパJr.)の攻略記事中に「After you reach Bowser Jr.'s chamber, the bothersome Koopaling hops into his flying carriage(あなたがクッパJr.の部屋に到着した後、この厄介なコクッパは彼の空飛ぶ乗り物に飛び乗り)」という記述があったり、また、海外のファンの中にはしばしばBowser Jr.のことを「the eighth Koopaling(8番目のコクッパ)」としている人も見受けられることから推して、海外ではクッパJr.もコクッパ(Koopalings)に含まれると考えている人がかなりいるようです。とはいえ、ヨーロッパ版『NSMBW』公式サイトではBowser Jr.より前に登場していた7人のことを「Koopalings」ではなく「Bowser's minions(クッパの手下)」としている記述があるのですが(以下数行、あまりに見苦しいので削除されました)。
 その後、2012年の『New Super Mario Bros. 2』のアメリカ版公式サイトにて「Koopalings」の定義がはっきり示されたようです。キャラクター紹介ページの「The Koopalings」の項にはこうありました「These crooked minions of Bowser(これらの心の曲ったバウザーの手下たち)」。つまり、「Koopalings=Bowser's minions」ということなのでしょう。本来の語源はともかく、今では「Koopalings」とは「バウザーの手下たち」を意味する語なのだと。ある意味事態はより悪化しているようです。ついでに、同サイトのスペイン語ページでは「Los Koopalines」の項に「 Estos malvados secuaces de Bowser(これらの邪悪なバウザーの手下たち)」とあり、フランス語ページでは「Les Koopalins」の項に「Ces subalternes de Bowser(これらのバウザーの手下たち)」とありました。なんだよフランス語ページ…『NSMBW』の時は「Princes Kooopa(クッパの王子たち)」って言ってたのに……。「Koopalings(Koopalines・Koopalins)」という単語が廃止されてなくたってこれじゃ喜べませんよ、語義がそんなことになっちゃったんじゃ。日本に置き換えるなら「コクッパ」の呼称は復活したものの、その意味するところは「クッパの子供たち」ではなく「クッパの手下たち」だと念を押されるようなものですか。これじゃ嬉しくない。
 ……ところで「Koopa」といえば、同名のイギリスのバンドがあるのですが、これはOllie CooperとStu Cooperの兄弟がJoe Murphyと共に2002年に結成したもので、時系列的に考えてこれがクッパの名付けに関係したということはありえません。Cooperの綴り変えでしょうが、マリオシリーズの「Koopa」を意識していたかは不明です。

 ヨーロッパの話題が出たついでに、さまざまな言語での「コクッパ」に相当する語についても紹介しましょう。
言語 名前 意味
日本語 コクッパ
クッパの子供(日本での「クッパ」は大魔王の個人名)
英語(NOA) Koopalings 若い・小さいクッパ(海外での「クッパ」はカメに似た動物の一種族)
英語(NOE) Bowser's Minions (『New Super Mario Bros. Wii』公式サイト) バウザーの手下(「バウザー」は海外での大魔王の個人名)
スペイン語(NOA) Koopalings
Koopalines (『New Super Mario Bros. Wii』・『New Super Mario Bros. 2』公式サイト)
若い・小さいクッパ
スペイン語(NOE) Koopalines
Esbirros de Bowser (『New Super Mario Bros. Wii』公式サイト)
若い・小さいクッパ
バウザーの手下
フランス語(NOA) Koopalings
Princes Kooopa (『New Super Mario Bros. Wii』公式サイト)
Koopalins (『New Super Mario Bros. 2』公式サイト)
若い・小さいクッパ
クッパの王子たち
若い・小さいクッパ
フランス語(NOE) Sbires Koopa (『SMB3』)
Koopalings (『Hotel Mario』)
Koopas (『M&L』)
Sbires de Bowser (New Super Mario Bros. Wii)
クッパの手下
若い・小さいクッパ
クッパたち
バウザーの手下
ドイツ語 Koopalinge
Bowser-Brut
Bowsers Schergen(『New Super Mario Bros. Wii』公式サイト)
若い・小さいクッパ
バウザーの子供たち
バウザーの手下
イタリア語 Bowserotti
scagnozzi di Bowser(『New Super Mario Bros. Wii』公式サイト)
小さいバウザーたち
バウザーの一味
オランダ語 Bowsers bende(『New Super Mario Bros. Wii』公式サイト) バウザーの一味
ポルトガル語 Os lacaios do Bowser(『New Super Mario Bros. Wii』公式サイト) バウザーのしもべたち
 ※ NOA…Nintendo of America NOE…Nintendo of Europe

 ちなみに、海外での大魔王のフルネームは「King Bowser Koopa」です。『魔界帝国』では「King Bowser」と「Koopa」に分離してましたが。デイジーの父と独裁者(笑)。手元の辞書によればbowserとは「給油車」のことです。タンクのような体型といった連想によるネーミングでしょうか? ……そう思って、海外のコクッパファンサイトの掲示板で尋ねてみたら、「アメリカでペットの犬によく付ける名前だと思う、チワワとかじゃなくてゴールデンレトリバーみたいな大きい犬。車とかタンクとかは知らないなぁ」といった答えが返ってきました。…ペット…犬…汁飯ってのも何ですが……。そこでもう一度辞書を引いてみたところ、「給油車」という意味も「犬」という意味も両方あるようです。ついでに言うと「ブス」という意味もあります。ますます判らなくなりました。そこでさらに別の辞書を使いましたが、取り敢えず判ったのは「任天堂の悪役キャラの1人」という意味もかなり定着しているらしいということです。だからその原義が知りたいんです私は……。
 ともかく、煩雑になるので、これ以降は当サイトでは特に区別する必要がある場合を除き、「King Bowser Koopa」「Bowser」を「クッパ」と訳します。また、「Koopa」の発音は「クッパ」というより「クーパ」という感じですが、表記は「クッパ」に統一します(恐らく、日本人が「クッパ」と言ったのがアメリカのスタッフには「クーパ」と聞こえたのでしょう。そういえばヨッシーも「Yoshi」で「ヨゥシー」というような読みだし)。

 ……とにかく…とにかく、コクッパとは、クッパの子供のことです。
 もっとも、初期の商業誌では直属の部下だとしている例もあります、例えば『スーパーマリオ全キャラクター大百科』(マリラーきよの他/勁文社/1991)とか、本山一城先生や沢田ユキオ先生の初期の漫画とか。本山先生の『スーパーマリオワールド』5巻(講談社/1991)で「コクッパってまさか大王の子供だったの?」という台詞があるんですが、それ以前はコクッパはクッパのことを「大王さま」と呼んでたんです。で、その台詞以降は「とうちゃん」。ということは……沢田先生のもそんな感じでしたっけ? 確か『ワールド』の話でロイがクッパのことを「大王さま」と言っていたような記憶が。『スーパーマリオくん』はコミックスを持ってないのでうろ覚えですみません。まぁしかし、それらの記述は資料の読み込み不足から来る誤解であるということは、これまでの説明によりご理解いただけたことと思います。
 ……Wiiのアレ? 3DSのアレ? いやぁ、嘘も繰り返せば真実になるとはいいますが、しかしコクッパがクッパの子供として誕生したのは紛れもない事実ですからね。事実を記録し記憶を留めるためにこのページはあるのです。

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当サイトにおけるコクッパの扱い

 当サイトにおいては、コクッパの7人はは初登場時の設定に準じてクッパの子供とします。
 『NewスーパーマリオブラザーズWii』での「コクッパ」の名称廃止及び「クッパの手下」への変更はなかったことにします。そして、クッパの子供は7人です。1人でも8人でもありません。また、クッパJr.については、話の流れ上どうしても公式に言及しなければならない場合を除き、一切取り扱いません。
 仕方がないのです、コクッパ7兄弟の再登場を待ち焦がれて長く長く伸ばした首にいきなりクッパJr.をぶつけられた衝撃と苦痛ときたら筆舌に尽くしがたいものだったので。まったく、何度私を裏切れば気が済むんだ任天堂。いっそ一思いに見限ってしまえれば、こんなに苦しむこともないのに。
 なお、これらはあくまで当サイト内のみのルールであり、他所での異なった見解を否定するものではありません。

 それから、当サイト管理人による二次創作について。
 管理人は公式設定やその他の資料そのものを話題とする時には極力正確を期していますが、自分の二次創作においては使いやすい設定のみをチョイスしたり、公式にない設定を追加したり、適当にいい加減にやっております。というかそもそもこの管理人、名乗ることが同時に「私の好みはめっちゃ偏っとります!」と宣言するに等しいような奴ですから。その辺はもう、不具合ではなく仕様です。諦めた上での閲覧をお願いいたします。

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コクッパの名前

 さて、コクッパ達にはそれぞれ名前があります。先にも挙げましたが、ラリー(Larry Koopa)・モートン(Morton Koopa Jr.)・ウェンディ(Wendy O. Koopa)・イギー(Iggy Koopa)・ロイ(Roy Koopa)・レミー(Lemmy Koopa)・ルドウィッグ(Ludwig Von Koopa)。 ※ ( )内は海外名 ※
 しかし、初めて我々の前に姿を現わした時には「コクッパ7兄弟」と一括りで、1人1人の名前というのは不明でした。
 日本でコクッパ達の名前が判明するのは『SMW』が発売された時ですが、クッパ――「腹減った、クッパ食いたい!」というスタッフの言葉に由来する名だということは、日本人にとっては有名なエピソードですが――の子供とは思えないような英語風な名前で、当時の私は困惑したものです。
「なんで? なんで韓国料理じゃおえんのん?」
 ……実は、アメリカで『SMB3』が発売された折にアメリカのスタッフによってコクッパ達の命名がなされ、それがいわば逆輸入されたのです。以下に、『SMB3』取扱説明書のコクッパ勢揃いなページの日本版とアメリカ版を掲載します(資料提供・Koopaprinceさん)。

日本版アメリカ版
 日本版には書かれていない彼らの名前が、アメリカ版にはしっかり明記されています(アメリカ版には「Koopalings」の表記がないことにも注目)。
 日本で大魔王がクッパになったのは韓国料理から名前を取ったからですが、アメリカでコクッパ達が命名された際にもやはり由来とか元ネタとかあったんでしょうか? 
Koopaprinceさんの説によれば、ミュージシャンなどの有名人にちなんで命名されているようです。
 余談ですが、もしコクッパの名前も韓国料理で統一されていたとしたら、例えば「プルコギ」とか「ネンミョン」とか「トッポッキ」とか……になっていたんでしょうか。美味そうだ……。

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コクッパの登場作品

 コクッパが登場したゲームは『スーパーマリオブラザーズ3』(1988)『スーパーマリオワールド』(1990)『ヨッシーのロードハンティング』(1993)『スーパーマリオコレクション』(1993)『スーパーマリオアドバンス2』(2001)『スーパーマリオアドバンス4』(2003)『マリオ&ルイージRPG』(2003)『Newスーパーマリオブラザーズ・Wii(2009)』『Newスーパーマリオブラザーズ2(2012)』の9本ですが、『コレクション』『アドバンス2』『アドバンス4』はリメイクなので、新作で登場したのは6本です。
 登場作品では中ボスを務めていました。『SMB3』『コレクション』『SMA4』では飛行船の船室、『SMW』『SMA2』では各エリアのお城、『ハンティング』では各コースのラスト、『M&L』ではクッパ城内部の各部屋、『NSMBW』では1〜7までの各ワールドの砦と城でプレイヤーを待ち受けます。
 ところで、『ハンティング』については残念なことにあまり語れませんすみません。どうしても興味が湧かなかったので。何故かは聞かないで下さい……。
 また、バンダイ発売の知育玩具『てれびっこ』専用VHSアニメ『スーパーマリオワールド マリオとヨッシーの冒険ランド』(1991?)にも登場していたようです。そして、レミーあるいはイギーが『スーパースコープ6』(1993)に登場していたそうです。それから、『大乱闘スマッシュブラザーズX』(2008)にはルドウィッグのシールが存在しました。そして『マリオ&ソニック AT ロンドンオリンピック』(Wii:2011 / 3DS:2012)ではMiiコスチュームとして登場しました。
 日本未発売のものでは、『Mario is Missing!』(PC:1992 / SNES,NES:1993)『Hotel Mario』(1994)にもコクッパは登場していました。『Mario is Missing!』では南極に建てられたクッパ城の各フロアのボスでしたが、……詳細は
こちらで。なお、コクッパが登場したのはPC版とSNES版で、NES版には出ていなかったそうです(代わりにクッパに似た何かがいたらしい)。Philips MediaによりCD-iなるプラットフォームで発売された『Hotel Mario』では、クッパがキノコ王国を占領して建てた7軒のホテルにて登場します。

 コクッパ登場作品と登場順を一覧にしてみました。

. 登場順
1234567




SMB3(SMA4) ラリー モートン ウェンディ イギー ロイ レミー ルドウィッグ
SMW(SMA2) イギー モートン レミー ルドウィッグ ロイ ウェンディ ラリー
ハンティング レミー ルドウィッグ ウェンディ ラリー モートン イギー ロイ
M&L イギー モートン レミー ルドウィッグ ロイ ウェンディ ラリー
NSMBW ラリー ロイ レミー ウェンディ イギー モートン ルドウィッグ
NSMB2 ロイ (W-1) ラリー (W-キノコ) イギー (W-2) ウェンディ (W-3) モートン (W-4) レミー (W-フラワー) ルドウィッグ (W-5) ※隠しワールドがあるため、この登場順は便宜的なもの
ミッシング(PC) ラリー ロイ ウェンディ イギー ルドウィッグ ※ モートン・レミーは未登場
(ベータ版にはいたらしい)
ミッシング(SNES) ルドウィッグ イギー ロイ ※ ラリー・モートン・ウェンディ・レミーは未登場
ホテル モートン ロイ ラリー レミー ルドウィッグ ウェンディ イギー

 そういえば、『スーパープリンセスピーチ』にも登場する予定があってドット絵も作られていたけれど結局没になったという話もありましたっけ。もったいない、実にもったいない……。
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コクッパの兄弟順

 『SMB3』での登場順がそのままコクッパの兄弟順(年少→年長)だと解釈している人が多いようです。すなわち、ルドウィッグが長男でラリーが末っ子。取り敢えず、ラリーが末っ子なのは確定です。アメリカ任天堂のアドバンス4紹介ページにて、「Larry Koopa is the youngest Koopaling.」と明記されてました(リンクで参照できるようにしようと思ってたら該当部分がなくなってました、ご迷惑をお掛けします)。
 ヨーロッパ任天堂の『NSMBW』サイトでは、『SMB3』とは登場順が異なるにもかかわらず『SMB3』での順番で紹介されていましたが、これも上記の説の裏付けと考えうるかもしれません。
 しかし、漫画等では異なった設定で描かれているものもあります。
 また、アメリカで放映されていたアニメ『The Adventures of Super Mario Bros. 3』『Super Mario World』では、ヒップ&ホップ(レミー&イギー)の双子が6歳で一番年下、その上の5人はみんな十代です。一番年上はブリー(ロイ)で、年齢は定かではありませんが、クーティ=パイ(ウェンディ)が16歳の誕生日を迎えるエピソードがあることから、少なくとも17歳以上ということになっています。DVDボックスのボーナスディスクでの紹介順から推して、米アニメ版での兄弟順は「ヒップ&ホップ(レミー&イギー)<クーティ=パイ(ウェンディ)<チーツィ(ラリー)<クーキー(ルドウィッグ)<ビッグ=マウス(モートン)<ブリー(ロイ)」だといわれています。
 そういえば、コクッパの順番で思い出しましたが、英語版『SMA2(SMW)』公式ページでは「イギー・レミー・ラリー・ウェンディ・ロイ・モートン・ルドウィッグ」の順に紹介されているんですが、これって何を基準にした並びなんでしょう? 登場順でもアルファベット順でもないし。

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コクッパの身長対比

 下図は『SMW』時のコクッパ達の身長対比図です(出典:『任天堂公式ガイドブック スーパーマリオコレクション』APE・小学館編/小学館/1993)。
 この図にはモートン・ロイ・イギーが載っていませんが、多分モートンやロイはルドウィッグと、イギーはラリーと同じくらいな身長だろうと思います。

スーパーマリオワールド身長対比図

 これは『M&L』のコクッパのドット絵です。
マリルイRPGドット絵

 そしてこちらは『スーパープリンセスピーチ』没ドット絵。
スーパープリンセスドット絵

 イギーといえば、『NSMBW』では背が高くなったといわれていますが、こうして見ると『M&L』の時点ですでに身長が伸びていたようですね。いや、単に背筋が伸びているからそう見えるということかも知れませんが。ウェンディは『SPP』では『M&L』より縮んでしまった? より小さく丸っこくなってますね。逆にレミーは少し大きくなったような、でも『SPP』の絵柄は全体的に丸っこくなっているようなので、その影響と考えた方がいいのか。『NSMBW』では、モートンが一番大柄でそれよりわずかに小さいのがロイ、さらに少し小さいのがルドウィッグですがこの3人がコクッパの中でも縦横ともに大きい方で、ひょろ長いイギー、中肉中背といった感じのラリー、女の子だからか小柄なウェンディ、クッパJr.よりもさらに小さいレミー……といった感じです。
 そしてこちらはアニメ版です(出典:『The Adventures of Super Mario Bros. 3』DiC Entertainment/1990)。ブリー(ロイ)がひときわ大柄ですね。ビッグ=マウス(モートン)が小柄なのが意外です。クーキー(ルドウィッグ)もあまり大きくありませんが、これはアニメ版の性格設定とも関係があると思います。
アニメ版


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各コクッパについての詳しい説明

   各コクッパについての詳しい説明は下のリンクをクリックして下さい。

ラリー モートン ウェンディ イギー ロイ レミー ルドウィッグ


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